最近の食ナビの投稿でよく見かけるカラフルなイラスト。みなさんは「食育ピクトグラム」を知っていますか?

食育ピクトグラムは、食育の取り組みをこどもから大人まで誰にでも分かりやすく発信するため、表現を単純化した絵文字であるピクトグラムを農林水産省が作成したものです。

食ナビでは、このピクトグラムを活用し、食育・地産地消などさまざまな情報を発信していきます。

今回は、この食育ピクトグラムの各項目が表している内容を紹介します。

1 みんなで楽しく食べよう    

家族や仲間と、会話を楽しみながら食べる食事で、心も体も元気にしましょう。

2 朝ごはんを食べよう  

朝食を食べて生活リズムを整え、健康的な生活習慣につなげましょう。

3 バランスよく食べよう   

主食・主菜・副菜を組み合わせた食事で、バランスの良い食生活につなげましょう。

4 太りすぎない・やせすぎない  

適正体重の維持や減塩に努めて、生活習慣病を予防しましょう。

5 よくかんで食べよう  

口腔機能が十分に発達し維持されることが重要です。よくかんでおいしく安全に食べましょう。

6 手を洗おう  

食品の安全性等について基礎的な知識をもち、自ら判断し、行動する力を養いましょう。

7 災害に備えよう  

いつか起こるかもしれない災害を意識し、非常時のための食料品を備蓄しておきましょう。

8 食べ残しをなくそう  

SDGsの目標である持続可能な社会を達成するため、環境に配慮した農林水産物・食品 を購入したり、食品ロスの削減を進めたりしましょう。

9 産地を応援しよう  

地域でとれた農林水産物や被災地食品等を消費することで、食を支える農林水産業や地域の経済の活性化、環境負荷の低減につなげましょう。

10 食・農の体験をしよう  

農林漁業を体験して、食や農林水産業への理解を深めましょう。

11 和食文化を伝えよう  

地域の郷土料理や伝統料理の食文化を大切にして、次の世代への継承を図りましょう。

12 食育を推進しよう  

生涯にわたって心も体も健康で、質の高い生活を送るために「食」について考え、食育 の取り組みを推進しましょう。

12個のピクトグラムを紹介しましたが、「朝ごはんを食べよう」、「バランスよく食べよう」、「食・農の体験をしよう」といったものは、食育活動のイメージが湧くものだと思います。しかし、「災害にそなえよう」、「産地を応援しよう」など、こんな取り組みも食育なの?というものもありませんか?

身の回りでいつもやっていることに少し意識を向けてみると、「あ!これも食育かも」、「こんなことはどうかな?」という食にまつわるさまざまなことが「食育」に結びつきます。一人ひとりの小さな楽しい気付きをきっかけに、暮らしの中で体感し、深めながら、その輪が広がりつながっていきます。

自分のため、大切な人のために行動を始めることで、紫波町の豊かな食と農を未来へ受け継いでいきましょう。