令和元年度岩手県食育推進県民大会が開かれました

11月30日土曜日、盛岡市のいわて県民情報交流センター「アイーナ」で、令和元年度岩手県食育推進県民大会が開催されました。
大会は、第1部表彰式、第2部食育実践活動事例発表、第3部は基調講演と3部構成で行われました。

第1部表彰式では、まず、岩手県食育貢献者として岩手県チキン共同組合が表彰されました。次に、岩手県食育推進図画・ポスターコンクールと岩手県食育標語コンクールの受賞者の小中学生が表彰されました。表彰の際には、受賞者はステージ上の大スクリーンに自分の作品が映し出される中、賞状と副賞を受け取っていました。

第2部の食育実践活動事例発表では、2団体が発表しました。
最初は、岩手町の一方井地区営農組合の組合長さんの発表で、同地区の一方井小学校の農作業体験をサポートしているそうです。小学生たちには農作業体験を通して、地元には優れた農作物があることや命の大切さを学んで欲しいとおっしゃっていました。
また、一方井小学校では3年前から田んぼアートに取り組んでいて、デザインも児童が考案していると紹介していました。私も実物を見たことがありますが、見事はものです。

2団体目は、洋野町食生活改善推進員協議会の会長さんの発表でした。各年代に応じた食育の取組に力を入れているとのことで、保育所や小中学校での料理教室や成人向けに生活習慣病予防を目的としたヘルシーレストランを開催したり、子育て世代に向けての手作りおやつの考案に取り組んだりいるそうです。地域に密着した活動内容は素晴らしいものだと感銘を受けました。

第3部は、青森県立保健大学の理事・教授の吉池信男氏による講演でした。こどもの発育発達のために大切なことについてのお話しでした。特に印象的だったのは、こどもの発育に大切なことは、母親が栄養について正しい知識を持って食生活を送ることだそうです。お腹にいるときから1000日間がこどもにとって大切な時期なのだそうです。母親の責任は重大ですね。


この日の参加者は、すでに子育てを終えてしまった世代の方が多かったのですが、ここで見聞きしたことを子や孫たちや若い世代のひとたちに伝えることも食育の一環になるのではないかと感じた大会でした。