「しわ農楽耕」開校しました①

 畑をフィールドに健康的な町づくりに取り組んでいる「HATARAKU~畑多楽~」
 紫波町を拠点にこどもの居場所づくりやイベント企画に取り組んでいる「あそびこむ」
 畑の運営、管理をしている「CCCAふるだてファーム」
3つの団体が連携し、「しわ農楽耕(のうがっこう)」を開催!

 全4回開催予定のうち第1回となる今回は、サトイモとトウモロコシの定植作業が行われました。ここふるだてファームに集まったのは6組の親子。4歳から小学生まで、農業体験が初めての子も、体験したことがある子も、さまざまなレベルの参加者が町内外から集まりました。

 畑にはテントやシートが敷かれ、絵本やブロックなどおもちゃがたくさん用意されています。みんなでギターに合わせて歌ったり、一風変わった農業体験が進行していきます。

 畑で作業をする前に、絵本の読み聞かせで畑や野菜についてお勉強。あそびこむのたっしー先生が取り出した絵本はクイズの絵本。「この形の野菜何だろう?」黒いシルエットから想像を膨らまし、「にんじん!」、「だいこん!」と声を揃え、元気いっぱいに答えていました。

 お勉強が終わると、いよいよ定植作業です。テントの向こうで畑の先生が抱える苗を見つけるとみんな元気いっぱい笑顔で畑の先生のもとまで駆け寄ります。畝に敷かれた黒いビニール。いったいこれはなんでしょうか。畑の先生及川副農園長に聞いてみると、「これはマルチと言います。マルチは土を温め、水分を逃がさない効果があります。野菜が早く大きく成長するようになります。」と教えてくれました。こどもたちはマルチに手をあてマルチの効果を確かめていました。

 まずは、サトイモの定植。いつも食卓に並ぶ柔らかいツルっとしたサトイモをイメージしたこどもたちが多かったのか「かたい!」、「いつもとちがうね」と驚いた様子。片手にサトイモを抱えながら手を大きく使って畝に穴を掘ります。「土のお布団をかけてあげてね。」の先生の指導を守り、そっと土をかけてあげていました。土とのふれあいに夢中になりながらも、1人3個の苗を植え終わりました。

 続いては、トウモロコシの定植です。サトイモとは違い茎が伸び、緑の葉っぱがついています。ポットから苗を取り出すと底まで根がビッシリ。畑の土がふかふかなのは、畑をトラクターで耕すことで土に空気を入れ、根がよく伸びるようにするため。根が延びることでたくさんの栄養を吸収し、成長を促すことで、大きく育ちたくさんのおいしいトウモロコシが収穫できるようになります。

 こどもたちは、畑で作業する体験は貴重な機会になったようで、「たのしかった」と感想を教えてくれました。「大きくなあれ」と願いを込めて、みんなで協力してお水をあげました。

 野菜のミニ直売所もオープンしています。こちらで売られていたのは、HATARAKU~畑多楽~で活動している藤原さんが育てた無農薬野菜です。サニーレタス、スナップえんどう、ニラが販売されていました。参加者からは大好評!

 第2回は7月25日(日)にトウモロコシの収穫を予定しています。苗がすくすく成長し、おいしいトウモロコシが収穫できますようにと願いを込めて畑を後にしました。

 しわ農楽耕開催のお知らせはこちらから
 一回ごとの参加申し込みも受け付けています。