「しわ農楽耕」開校しました④

 畑をフィールドに健康的な町づくりに取り組んでいる「HATARAKU~畑多楽~」・紫波町を拠点にこどもの居場所づくりやイベント企画に取り組んでいる「あそびこむ」・ 畑の運営、管理をしている「CCCAふるだてファーム」の3団体が連携し、取り組んでいる「しわ農楽耕(のうがっこう)」の第4回が開耕しました。

 最終回にふさわしい秋晴れのもと、畑には30名の親子が集まりました。週末に開催しているこのイベントを見て、近隣の住民がイベントに参加していただいたようです。農業を通じたコミュニティの環が広がり始めています。

 今日のやきいもは自分たちで準備。「やったことあるよー!」と子どもたちは自信満々の様子。サツマイモを新聞紙で包み、水で全体を濡らして、アルミホイルで包んで準備完了です。準備ができたサツマイモを抱え、準備してくれた焚き火へ向かいます。あそびこむのたっしー先生の説明を聞いて、おいしくできるようにと気持ちを込めて「えいっ」と投げ入れます。完成まで2時間ほど。焼き上がりまで待ちきれません。

 「焼き上がるまではサツマイモ掘りだー!レッツゴー!」たっしー先生の掛け声でみんな畑へ。「サツマイモの葉っぱを引っ張っても、サツマイモは出てきません。根元の近くはサツマイモがあるかもしれません。マルチをはがして、周りを大きく掘ってから引っ張ってみてください。」及川副農園長がサツマイモの収穫について教えてくれました。

 スコップを使って親子一緒に収穫です。1個採れると2個、3個と大きなサツマイモが次から次へと収穫できました。中には自分の顔ほど大きなサツマイモを収穫した子も。「サツマイモ掘り楽しかったよー。」「いっぱい採れた!」「やきいもまだかな?」子どもたちの素直な感想に及川副農園長も頬が緩みます。

 収穫を終え、ハウスの中で休憩していると、「焼けたよー」と大きな声が!子どもたちお待ちかねのやきいもが焼き上がりました。「おいしい!」「甘くてホクホクー。」できたてのやきいもに子どもたちは夢中です。

 最終回となった今回はスタッフから参加者へ「パプリカ」のダンスをプレゼント。手拍子や一緒にダンスや歌をうたって、大盛り上がり。最後の感想発表では「4回参加したよ。全部楽しかった!」「白いトウモロコシが収穫できてうれしかった」と一年を通して体験したたくさんの畑での思い出を教えてくれました。

 全4回のしわ農楽耕は今日で閉耕です。子どもたちは、かけがえのない時間を農業と食の経験から過ごしたことでしょう。子どもたちは、スタッフに手を振りながら笑顔で畑を後にしました。

 第1回の定植作業の様子はこちらから
 第2回のトウモロコシの収穫の様子はこちらから
 第3回のサトイモの収穫の様子はこちらから