「けんちん汁」

~小正月料理 次世代に伝えたい郷土料理~

材料(4人分)

  • ダイコン(いちょう切り)   100g
  • ニンジン(いちょう切り)   30g
  • ごぼう(ささがき)      30g
  • 里芋(半月切り)       100g
  • こんにゃく          1/2個
  • 干しシイタケ(千切り)    3枚
  • 木綿豆腐           1/2丁
  • だし汁            4カップ
  • 酒              大さじ3
  • 醤油             大さじ2
  • 塩              小さじ1/3
  • 油(サラダ油、ごま油)    適宜

作り方

  1. 豆腐は水を切っておく。
  2. 鍋にサラダ油をひいて、ダイコン、ニンジン、ゴボウ、里芋を炒め、全体に油がなじんだら、だし汁を加えて煮る。
  3. 別の鍋にごま油とこんにゃくを入れ、水分がなくなるまで炒めて②に加える。
  4. 再び③の鍋にごま油をひき、手で粗くほぐした豆腐を入れて炒める。
  5. 野菜が煮えたら、豆腐、酒、醤油、塩を加えて味を調える。

ワンポイントメモ

  • だし汁は、昆布と干しシイタケの戻し汁を使います。具だくさんにすると野菜から出る旨味もおいしい「だし」になります。
  • 豆腐を油でいためてそぼろ状にするので、硬めの豆腐が適しています。

けんちん汁の由来

諸説ありますが、鎌倉の建長寺の修行僧が作っていた汁物である「建長汁」が、いつしか「けんちん汁」と呼ばれたという説があります。いくつかの県で郷土料理として親しまれていますが、具材はそれぞれ異なり、岩手県では肉を使わずに豆腐を入れて作るのが特徴です。

【レシピ提供:紫波町食生活改善推進員 志和地区会員】