【選ばれたりんごたち~りんごの生長記録③~】

6月上旬、赤石地区のりんご園は摘果作業の真っ最中です。
「摘果(てきか)」とは過剰な果実を取り除くことで残した果実に栄養を集中させ、より良い品質のリンゴを育てるためのとっても大切な作業です。
5月のりんごの開花時にも「花摘み」で絞られた実がさらにこの作業で絞り込まれ大きく育っていきます。
ここから1つの実に絞られますが、みなさんなら①~⑤のどの実を残しますか?
<ヒント>
- 基本は中心果と呼ばれる真ん中の実が残る。
- 5つの中で一番大きい実を残す。
- 軸が太く栄養がいきやすい実を残す。
さて、絞れたでしょうか?
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①と③の2つにまで絞られました。 ②④⑤は余計な栄養がいかないよう軸からとってしまいます。
最後に選ばれたのは①でした!
色々な選定の理由がありますが、今回は「一番大きい実」が残りました。
一つの木にたくさんの実がなるため、従業員さんにお手伝いをしてもらいながら実を選んでいきますが、最後は高橋さんご夫妻の「プロの目」で見極めていくそう。
お話ししながらも高橋さんの手は止まらず自然な流れで実を摘んでいました。
私たちの手元に届くりんごはほんの一握りの「選ばれたりんご」だということが実感できますね。
【取材協力:有限会社 高橋農産】