【町産ビールの夢 ビール麦の収穫】

6月中旬、志和地区片寄では小麦より一足早くビール麦の収穫が始まりました。
今回収穫されたビール麦は「小春二条」。寒冷地でも育つよう開発されたビール用の大麦です。
大麦は1本の軸に穂が6列ついているものを「六条大麦」、2列ついているものを「二条大麦」といいます。

このビール麦は昨年10月に㈱高橋農園と岩手大学クラフトビール部が協力してまいた種から育ったものです。
このあと、ビール麦は精麦されたのち、盛岡市のベアレン醸造所で仕込みが行われ、来年の3月には私たちの手元に届く予定です。現在は数量限定で瓶詰め販売されていますが、次からは缶で販売されるのだとか。
岩手大学クラフトビール部が夢描いた「ビールを使った地産地消」。
高橋農園では昨年度から60倍も増やした3haの畑で作付し、クラフトビールを支援しています。
ベアレン醸造所と高橋農園、その他研究機関が協力し、かたちになりました。
来年の同じころ、ビール麦畑で乾杯するのも楽しそうですね!
【取材協力:株式会社 高橋農園】