「つなぐビール大麦収穫祭」開催!~大麦の畑で、つながりの輪を感じた一日~

6月6日、「つなぐビール 大麦収穫祭」が開催されました!

会場となったのは、県産原料100%ビール「つなぐビール」の原料となる大麦を育てている、㈱高橋農園さんの圃場。

初夏の青空のもと、大麦がキラキラと風にそよぐ中、ベアレンファンや関係者が集まり、まさに“つながりの輪”を感じるような、心あたたまる時間が広がっていました。

しかもこの日は、日本記念日協会が定めた「大麦の日」。大麦に感謝し、その魅力にふれるのに、ぴったりのタイミングです。

イベントのはじまりは、開発に関わった皆さんによるご挨拶から。

「地域の課題を、地域の力で解決する仕組みを作りたかった」と語ってくれたのは、岩手大学クラフトビール部代表の佐藤さん。「輸入に頼っていたビール原料を、県産・国産に切り替えることで、農地の活用や地域の経済循環につなげたかった。今日はその現場を体験してもらえる貴重な機会になれば嬉しいです。」と想いを伝えていました。

また、㈱ベアレン醸造所 嶌田社長からは、「地域の方に飲んでもらって、はじめて“つなぐビール”の輪が完成する。来年につながる2回転目のきっかけにもしたいです。クラフトビールは作り手の想いや背景を知ることで、より一層おいしく感じられるのではないかと思っています」という熱いメッセージも。

㈱高橋農園 高橋社長からは、今年の作柄についてのコメントもいただきました。「今年は実が太っていて、収穫量は期待できそうです。大麦は、くたっと90度に倒れたら刈り入れ時。今年の刈り入れは6月20日ごろになると思います。」

皆様のお話を聞いた後、いよいよお待ちかねの収穫体験がスタート!参加者の皆さんは実際に圃場に入って、大麦の手刈りを体験しました。

  • 「麦を刈るのは初めて!」
  • 「ドライにして家で飾ろうかな♪」

    といった声があちこちから聞こえてきて、にぎやかな雰囲気に包まれていました。

    刈り取った大麦は、そのままお土産としてお持ち帰りに。

    自分で収穫した大麦が「つなぐビール」になるわけではありませんが、畑での体験を思い出しながら飲む一杯は、きっといつもより少し特別に感じられそうですね。

    そして、最後には大麦の圃場を背景に、参加者みんなで「つなぐビール」で乾杯。
    自然と、笑顔が広がっていきました。

    「つなぐビール」は、ただのクラフトビールではなく、人と人、農業と地域、飲む人と作る人をやさしく“つなぐ”ビール。

    今日のような体験の積み重ねが、その輪をゆっくり、でも確実に広げていく、そんな希望を感じさせてくれる初夏のひとときとなりました。    

    •                                           【取材協力】㈱高橋農園
    •                                                 ㈱ベアレン醸造所 
    •                                                 岩手大学クラフトビール部
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