自分たちの手でつくるおいしさ~紫波第三中学校で餅つき体験~

9月29日、紫波第三中学校の2年生が、自分たちで田植え・収穫したもち米「ヒメノモチ」を使って餅つきを行いました。

この「ヒメノモチ」は、春に最新の機械を使った田植えから始まり、秋に収穫したもの。生徒たちは一連の体験を通じて、スマート農業の導入が進む地域の農業について理解を深めてきました。

迎えた餅つき当日。

まずは、餅についてのお話や、先日行った稲刈り体験のふりかえりからスタートしました。

続いて、待ちに待った餅つき!

「よいしょ!」「よいしょ!」と声を合わせて杵を振り下ろす生徒たち。実際にやってみると、

  • 「思ったより杵が重い!」
  • 「簡単そうに見えたけど大変!」

と驚きの声も聞かれました。

つき上がったお餅は、(農)水分農産の皆さんや地域の皆さんに手伝っていただきながら、くるみとあんこの2種類に仕上げられました。

できたてを口にした生徒からは、

  • 「やわらかい!」
  • 「伸びるね!」

と、にっこり笑顔がこぼれました。

最後には、(農)水分農産の西田組合長から、

「農業に興味を持って、将来やってみたいと思ったら水分農産で待っていますよ」

とのあたたかい言葉も。

自分たちの手で育てたもち米で、つくって・食べて・学ぶ。地域の農業と食の大切さを実感できる、実りあるひとときとなりました。

  •        【取材協力】紫波第三中学校
  •              農事組合法人 水分農産
  •              水分上地区環境保全活動組織