学校給食に町産ぶどうが登場します
知る人ぞ知るフルーツの里紫波町。産直をめぐると、ぶどう、りんご、梨、桃など、色とりどりの果物たちが並んでいます。今月の学校給食は、そんな紫波町を味わってもらうために、さまざまな果物が登場します。
初回となる今日の給食のデザートは、紫波町赤沢・佐比内産のぶどう『キャンベル』です。ぶどうを給食に提供するためには、規格の揃ったぶどうを朝7時に750房の納品、それを流水で数回洗い、子どもたちに提供するためにハサミでカットし約3,000個準備しなければならず、この作業にはたくさんの人の協力が必要です。そのためここ数年、紫波町の給食には、紫波町産のぶどうが登場できずにいました。
「地域のおいしいぶどうを、地域の子どもたちに食べて欲しい―」
この想いのもと立ち上がってくれたのが、赤沢・佐比内のぶどう農家Farmer’s Grape(ファーマーズ グレープ)。4人の若手農家で、紫波ぶどうのブランド化に向け、ぶどうの栽培研究に取り組むグループです。
藤原さん 百濟さん
初めての相談から約2カ月。献立を考える栄養教諭、現場で作業をしている調理員の皆さん、給食センターと生産者の調整をしている紫波町農林公社、そしてぶどう生産者さんの思いが重なり無事、本日、ぶどうの給食提供日を迎えました。
ぶどうの納品直後に給食センターを覗いてみると、ぶどうのあまい香りがあたり一面に広がっていました。調理員さんも見事なぶどうに思わずにっこり。これから750房のぶどうを届けるため、急ピッチで作業が進みます。
町内の畑から子どもたちの楽しい給食へ、多くの人の想いに支えられて届く地域の農産物。
子どもたちにおいしい笑顔がひろがる様子が想像できます。
学校から帰ってくる子どもたちにぜひ、「今日の給食どうだった?」と聞いてみてください。
楽しい食の話が、紫波町中に広がりますように。