紫波の伝統食を作る 最終回(2013年03月12日)
オガールプラザ内のキッチンスタジオで「食の匠」細川玲子さんによる伝統食講習会が行われました。
全10回の講習会も、今回が最終回となりました。
この日は、「のり巻き」「ほろほろ」作りです。
昔は、子どもの遠足や運動会の弁当といえば「のり巻き」というほど、定番のメニューでしたが、今は、お店に行けば手作りよりも華やかで、種類も豊富で手軽なことから、“のり巻き=お店で買うもの”になりつつあるようです。
「季節の食材を使いながら、各家庭の味を作り続けてほしいですね。」と細川さん。
のり巻き作りのポイント
・ご飯に混ぜる酢、砂糖、塩は、事前に火にかけ、沸騰させる。ご飯に近い温度の酢を混ぜることで、
ご飯の中に酢の香りや味が入りやすくなる。
・のりに酢飯をのせる際は、のりの手前側と向こう側2cmにはのせない。
・巻き上げるときは、のりの向こう側2cmの辺りを目がけて、一気に巻く。
講習会に参加した方は、「1つの料理を作るにも、少しの工夫や作り方のポイントを知っているかどうかで、完成品に違いが出ることを実感しました。講習会で学んだ料理は、感覚を忘れないためにも、必ず家に帰ってから作るんですよ。今後も作っていきたいです。」と話していました。