紫波町食育活動者育成講座

今年で3年目となる紫波町食育活動者育成講座。第1回目が6月16(月)紫波町保健センターで行われました。

この講座は、地域や家庭に伝わる郷土料理や伝統食は、食材の旬の旨みを伝えるばかりではなく、くらしの知恵やその土地の自然や文化を知る機会となります。このことから、食の大切さと地域に受け継がれてきた調理、加工の技術を伝承できる救い手を育成し、食文化の重要性を次世代に伝承することを目的としています。

今回は講師に、岩手大学副学長 菅原悦子氏をお招きし、『郷土の食文化と食育』と題し、ご講演いただきました。
現代は、食生活の乱れやこどもの孤食が増えてきている。このような問題を解決するため、朝食の大切さ、家族団らんで囲む食卓の大切さを学びました。また、地域に伝わってきた、行事食や郷土食を次世代へと伝えることの重要性を認識し、高い意識を持つことが大切なことだとお話いただきました。

受講者の感想

  • 郷土食をおやつとして捉えることが多かったのですが、行事食という視点から見る意味が良く分かりました.
  • 伝統食にこめられた願いや、伝統食、行事の中で育まれてきた心について考えさせられました。
  • 食育を通して育めることが、心や地域のつながり等広がりを持つことに食育の可能性が深まりました。

※この講座は10月まで毎月1回行われ、講義と行事食・伝統食の調理実習、学校給食センターなどの施設見学を行います。