学校給食にバートレットが登場します

 紫波町のフルーツを地域の子どもたちに食べさせたい!という想いのもと、様々なフルーツが学校給食に登場する今月。2回目となる今日は、『バートレット』が登場します。

 東西に広い紫波町。町の東側を走る県道396号線は、フルーツロードとも言われ、ぶどうやりんご、梨に桃と様々なフルーツが楽しめます。

 今回登場する『バートレット』。みなさんは、どこで収穫された、どんなフルーツかご存じですか?答えは、紫波町の西側にそびえる雄大な東根山を背に、緩やかな傾斜地に位置する紫波農園の農場で収穫した、洋梨の一種です。

 紫波農園の主力品種であるバートレットやラ・フランスなどの洋梨は、紫波町が県内1位の生産量を誇ります。毎年ラ・フランスを学校給食に提供していましたが、バートレットは実に十数年ぶりの登場です。9月上旬から収穫作業は始まっており、それらを冷蔵庫で保管。さらにおいしくするために「追熟」という期間を経て、今日の給食提供の日を迎えました。

 朝7時すぎ。農場長の菊池さんが、バートレットを積み込んで給食センターにやってきました。給食センターに地元農産物を提供するために組織された、学校給食食材供給組合は現在14人の生産者が加入しています。その日に使う食材は、その日の朝に納品しており、それらの食材は給食だよりに太字で書かれています。毎日、数種類の地元農産物が使われている学校給食は、生産者一人一人の想いが支えているのです。

 十数年ぶりに登場するバートレット。給食で食べるのは、ほとんどの子が、初めてではないでしょうか。ぜひ、子どもたちの心に、地元の食の豊かさが届いてほしい―。学校から帰ってくる子どもたちにぜひ、今日の給食の感想を聞いてみてください。楽しい食の話が、紫波町中に広がりますように。

 紫波農園のバートレットは、9月いっぱいは紫波農園で購入することができます。秋の食の恵みを、ぜひ地域に出向いて、親子でご体感ください。