紫波第一中学校3年生がジャガイモの定植を体験しました!

 紫波第一中学校の先生から、生徒がジャガイモの定植を体験しますと連絡をいただき、3年生223名のジャガイモ定植体験を取材しました!
 例年、紫波第一中学校の農業体験に協力していただいている髙橋農産では、学校給食に「ジャガイモ」を出荷しています。学校給食でいつも食べているジャガイモがここ高橋農産で採れていると初めて知った生徒たちは、とても驚いていました。学校給食に出ているジャガイモは「男爵いも」。ホクホクとした食感が特徴の「男爵いも」はコロッケやポテトサラダに向いているといいます。学校給食でもコロッケやみそ汁などさまざまなメニューにジャガイモが使われています。生徒たちにジャガイモを使っている好きな給食のメニューを聞いてみると「肉じゃが」と答えた生徒が多数!「みんなおかわりしているし、ごはんがよくすすむ!」と人気メニューの一つのようです!

 ジャガイモの植え方について、髙橋さんから説明をいただきました。穴の深さはおよそ10㎝。30㎝の間隔をあけてジャガイモを植えていきます。一個の種イモからおよそ10個のジャガイモが収穫できます。かご一杯に用意してくださった種イモを生徒一丸となって植えていきます。
 髙橋さんお手製のペットボトルスコップを手に取りいざ、畑へ!
「え?どれくらい掘ればいいかな。」「もうちょっとかな?」生徒たちは初めての作業に戸惑いの様子でした。土をかけてみるとジャガイモがまだ顔をのぞかせているなんてこともしばしば・・・。慣れない作業に苦戦しながらも1クラスで二つの畝を植え終わりました。

 生徒たちは「普段体験できない農業に触れることができてよかった。」と今日の体験を振り返っていました。「みんな笑顔で楽しそうに体験をしてくれてうれしかった。次の体験も楽しみにしています。」と

髙橋さんも笑顔がこぼれます。次回は8月に収穫作業が予定されています。ジャガイモの収穫までのうち、生徒たちは体験することが出来ない大切な「芽かき」という作業があります。「芽がでてきたら3本だけ芽を残し、他の芽は根元からかき取ります。芽を減らすことでジャガイモにたくさん栄養が届くようになります。これが大きなジャガイモを育てる秘訣です。」と長年学校給食にジャガイモを出荷してきた髙橋さんからジャガイモの生長に欠かせない技術のひとつを教えてくださいました。

 生徒たちは、ジャガイモの成長した姿に胸を躍らせ、畑を後にしました。

 紫波町の豊かな農に支えられていることを改めて実感し、農業を通じてたくさんのことを感じ、学んでいって欲しいと思います。