古館小学校で養豚農家が出前授業 しわ豚の生産を知る

 地域の子どもたちに食の大切さや養豚に励む生産者の想いを知ってもらおうと町内で生産されている「しわ豚」2頭を岩手中央農協養豚専門部会から紫波町学校給食に提供いただきました。

 平成8年から続くしわ豚提供の取り組み。今年度は、新たな試みとしてJA全農いわてと(株)いわちくの協力のもと、七木田一也部会長が令和5年11月14日に古館小学校で給食前に出前授業を開催しました。

 年間2000頭以上を出荷するという七木田部会長の農場の様子を紹介し、約1キロの生まれたばかりの子豚は親離れ後、約4か月の肥育期間を経て120キロまで成長。「わが子のように一頭一頭愛情込めて育てています。みんなの『おいしい』の一言がとてもうれしいです。」と生産への思いを伝えました。

生産者の七木田さん
問いかけに元気よく手をあげる児童たち

 授業の後は、お待ちかねの給食の時間。紫あ波せお29給食の特別メニュー「しわ豚と大根の黒砂糖煮」に調理されました。しわ豚は、くさみがなく、しっとりと柔らかい肉質が特徴。あまじょっぱく味付けし、ごはんが進む味付けに仕上げました。

 「いつもよりたくさん豚肉が入っていると聞いてうれしかった。」
「おいしい豚肉の味がしっかりした。」
「また、食べたい!」

 地域で生産から調理まで行われている自慢の地元食材について味わいながら学習しました。

11月14日の学校給食はこちらから!