「しわ農楽耕」開校しました②

 畑をフィールドに健康的な町づくりに取り組んでいる「HATARAKU~畑多楽~」・紫波町を拠点にこどもの居場所づくりやイベント企画に取り組んでいる「あそびこむ」・ 畑の運営、管理をしている「CCCAふるだてファーム」の3団体が連携し、取り組んでいる「しわ農楽耕(のうがっこう)」の第2回が開催されました。

 じりじりと太陽が照りつける夏空の下、畑に集まったのは、およそ30名の親子。1回目に参加した親子から初めての参加する親子まで数多くの参加者が集まりました。第2回の今回は、前回定植をしたトウモロコシの収穫です。

 5月に定植をしたトウモロコシとサトイモの畝の周りには雑草が生い茂っていました。「野菜を作るときの大事な仕事は何だと思う?」あそびこむのたっしー先生が問いかけると、「水やり!」と元気に答えてくれました。「水やりも大事だけど草とりも大事です。草が生えていると土の栄養が野菜に届かなくなっていまいます。おいしい野菜、おいしいサトイモのために今日は草とりをしよう!」とたっしー先生の掛け声に雑草取りのレースが始まりました!
 「もうじゅうがりにいこうよ♪」の替え歌「やさいがりにいこうよ♪」の歌を歌いながらダンスし、子どもたちはグループに分かれます。4グループに分かれ、草とり開始!子どもたちは勢いよく畑に飛び込み、両手いっぱいに抱えた草を各グループのカゴへ集めます。カゴはあっという間に山盛りに。あたり一面雑草だった畑から地面が見え始めました。子どもたちの草とりのスピードに大人たちは驚いていました。

 きれいになった畑でいよいよトウモロコシの収穫です。畑の管理をしてくれている及川副農園長はじめとする「CCCAふるだてファーム」のみなさんが、食べ頃のトウモロコシに赤い印を付けてくれていました。今日収穫するのは、どんなトウモロコシでしょうか。収穫したトウモロコシを大切そうに抱えながら皮をむいてみると、そこにはびっしりと実が詰まった白いトウモロコシが見えてきました。「白色だー!」「黄色じゃなーい!」黄色のトウモロコシを想像していたこどもたちは大喜びです。及川副農園長も思わず笑みがこぼれます。「今日収穫した白いトウモロコシは北海道で生まれた品種のピュアホワイト。生でも食べることができるほど、とても甘みがあります。茹でるとさらにおいしくなります」と白いトウモロコシの特徴を教えてくれました。

 収穫を終え、テントの中で休憩をしていると、採れたて新鮮の白いトウモロコシの試食タイム!「黄色のトウモロコシよりおいしい!」「あまーい。」おいしいトウモロコシにみんな夢中。

 1回目に好評だった野菜の直売所。今回は売場を拡大してオープン!無農薬野菜から珍しい色、形をしたズッキーニやナスがありました。直売所は今回も大盛況です。

 第3回は10月24日(日)にサトイモの収穫、芋煮会の開催を予定しています。今日も畑でたくさんのことを学習した子どもたち。次回はどんな新しいことが体験できるでしょうか。サトイモの生長に胸を弾ませ、畑を後にしました。

 1回目のサトイモ、トウモロコシの定植の様子はこちらから