スポーツ栄養講座 in 赤石公民館

 令和5年3月4日、赤石公民館で「スポーツ栄養講座」が開催されました!
 今回の講師は、産直あぐり志和で農家レストランを経営する細川先生と盛岡大学栄養科学科の秦先生です。細川先生は、食育パートナーとして町内で食育活動を実践しているほか、岩手県の伝統食、郷土食を受け継ぐために活動をする岩手県食の匠として活動しています。

 スポーツを頑張る小学生とその保護者のみなさんを対象とした食育パートナーに栄養の専門知識をプラスした講座になりました!

 まずは、秦先生と栄養の学習です。
 「みなさんは、今の食生活自信がありますか?」秦先生の問いかけに自信は無さげ。「好き嫌いしてしまっている・・・」などみんなの答えはさまざま。「食生活に自信がある人は、スポーツの成績も優秀な人が多いです!今日は食事から自信をつけるための学習をしましょう!」

 からだをつくるもとになる赤の食品、エネルギーのもとになる黄色の食品、からだの調子を整える緑の食品。3つの栄養をバランスよく食事できるように秦先生からアドバイス。小学生のみんなはメモを取りながら真剣な眼差し・・・

 続いては、細川先生と紫波町の食材について学習。
 細川先生が住んでいる志和地区では、米、小麦、和牛、きゅうり、しいたけの生産が盛ん。地域で作られている小麦はもちもちとした食感が特長の「もち姫」という品種。そんな「もち姫」を使った、栄養バランスがとてもいいメニューがあります。それは岩手県の郷土料理「ひっつみ」です。

 細川先生のひっつみ作りを覗いてみると?
 お湯の中にちぎって入れた時は、鍋の底でぐつぐつと煮られているひっつみ。しばらくするとプカプカと浮かんできました。これが茹で上がりの合図。

 ゆで上がったひっつみと具材たっぷりのおつゆ、細川先生特製の手作りみそをつかったみそおにぎり。野菜たっぷりのひっつみ定食の完成です。

つるっと、もちもちした食感のひっつみに「美味しい!」「こんなひっつみは初めて食べた!」「おかわりください!」と小学生の箸は止まりませんでした。

栄養満点の定食を食べて元気いっぱいの小学生たちは、午後から野球の練習です。「ありがとうございましたっ!!」お礼のあとは、体育館に元気な小学生の声がこだましています。

「もち姫ひっつみ」のレシピが気になったあなた!紫波の食ナビで公開中です。レシピはこちらから‼