紫波に新しいお酒 ビール麦の種まき

 10月4日、(株)高橋農園では、岩手大学クラフトビール部によるビール麦の種まきが行われました。岩手大学クラフトビール部は、令和3年4月に発足。ビールの原料となるビール大麦の国産化により農地保全、農業所得の向上、安定的なビール原材料の供給を目的にビール麦の県産化を目指す「つなぐビールプロジェクト」を立ち上げました。

 陸前高田市と紫波町で試験栽培を実施してきましたが、今年度からは本格的な生産が開始され、紫波町片寄の3haの畑でビール麦の種まきをしました。

 佐藤稜共同代表は、「紫波町には、日本酒やワインはあるが、ビールはない。紫波町に新しいお酒を造れたらいい。地域の方に楽しんでもらいたい。」と県産ビールの製造に胸を膨らませています。 今回種をまいた麦は、2024年6月に収穫され、高橋農園で乾燥、サントリー麦芽工場で精麦、盛岡市のべアレン醸造所で仕込み、完成。2025年2月ごろに販売が予定されています。