紫波第一中学校3年生がジャガイモ収穫を体験しました!

 5月末に定植をしたジャガイモは、収穫時期を迎え紫波第一中学校3年生223名のジャガイモ収穫体験を取材しました。暑さも落ち着き、爽やかな秋晴れのもと収穫作業です。
 自分たちが植えたジャガイモが収穫できるこの日を生徒たちは楽しみにしていたようでスクールバスから畑へと元気よく駆け降りていきます。学校給食の人気メニュー「肉じゃが」に使われる高橋農産のジャガイモはどのような姿で収穫されているのでしょうか。

「じゃがいもはつるから栄養を吸収し、大きく成長します。1個の種イモからいくつのジャガイモが収穫できるか数えてみてください。」
「1つ残さず掘り起こすぞ!」「はいっ!!」
 高橋さんからの課題と先生の掛け声に生徒たちは気合十分!
 大きなジャガイモを掘り当てたグループでは、歓声が上がっていました。「ミッキーの形だ!」大きく、少し変わった形のジャガイモを収穫できたようです。一番大きなもので、大人の拳よりも大きいものでした。

 1つの株からは小さなジャガイモを含めおよそ20個ものジャガイモを収穫。そのなかで5、6個が大きく成長してくれれば理想と高橋さん。大きく成長したジャガイモは給食センターへ出荷します。

 「ジャガイモの定植適期は4月末ごろ。予定が合わず、定植が1か月遅れになってしまったため、全体的に小ぶりの傾向にあるかもしれない。ジャガイモは春に定植すると大きく、よく育つ。野菜には、定植、収穫などさまざまな作業には適期がある。」と教えてくれました。

 ジャガイモを傷つけないように株元から少し離れたところにスコップを入れることが傷なくジャガイモを掘り起こすコツです。
 「さぁ、体重をかけて~。それ!それ!」とスコップが深くまで入らず苦戦している生徒に高橋さんから励ましの声が掛けられます。

 草刈りとともにジャガイモの株も刈り取られていて目印が無い中の作業になりますが、生徒たちは次々とジャガイモを掘り当てていきます。あっという間にコンテナがいっぱいに。40分ほどの収穫作業で24個のコンテナがいっぱいです。

 小さな種イモが生長し、たくさんのジャガイモが収穫できました。収穫の時に傷つけてしまったジャガイモを生徒たちに分けていただきました。農業を通じ、感じ、学んだことが生徒たちの大切な思い出として残っていって欲しいと思います。

 今後も地域の農業体験やさまざまな食育活動の様子を発信していきます。

 5月のジャガイモ定植作業の様子はこちらから!