【大豆からおみそを作る体験  ~紫波町食育地産地消実証実験プロジェクト事業補助金活用事業~】

紫波ツーリズム協議会は、紫波町の豊かな農業を親子で体験できる機会をつくろうとツアープログラムを構築し、今年度事業を実施しています。

令和6年2月4日には、今年度最後のプログラム「大豆からおみそを作る体験」が開催され、4組の親子が体験に参加。紫波町片寄地区の産直あぐり志和に隣接するみそ工房で体験しました。
 ここ産直あぐり志和のみそ工房では、昔から受け継がれてきた手法でみそを作ります。仕上がりは大豆や麹の粒感が残るという特製のみそ。大豆は紫波町長岡産、学校給食にも月1回ほど使われているみそです。

 朝2時から仕込んでいた大豆は、水を吸い約3倍に膨れています。大豆を一度機械で潰し、塩、麹と混ぜ合わせる下準備をします。お家でも手作りみそを作ったことがあるという親子も「機械でやることはないので、初めての体験。すごく楽しいです!」と参加者全員で作業を体験しました。

 潰した大豆は台に広げ、塩、麹と混ぜ合わせていきます。まだ、ほんのりと温かく、柔らかい感触を楽しんでいました。仕上げに大豆の煮汁を加えながら、もう一度機械で潰していきます。みその柔らかさの調整に苦戦した様子でしたが、約30キロものみその仕込みが無事終了。

「ずっと大豆のいい香りがしていた!」
「もうこれは、みその味がするのかな。」とみその仕上がりを心待ちにしている様子。

「みその完成は3か月後です。帰ったら小皿などおもりを乗せて、暗い、涼しいところで寝かせてください。冷蔵庫はだめだよ。発酵しないからね。宿題がしっかりできた人は、美味しいみそが待ってると思うよ。」と今日の講師を務めたみそ工房の代表細川栄子さんから一つ宿題が出されてました。

 紫波の農業に見て、触れて、味わって!実際に親子で体験する機会が少なかった農畜産物の生産の見学や調理体験。紫波の農畜産物の豊かさに触れる貴重な体験となったようです。

今年度のプログラムの様子はこちらから!
第1回 しわ もちもち牛を見て、触っておいしく食べるツアー
・第2回 さつま芋のお菓子作り体験